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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
経営研究(国際経営論)/MANAGEMENT(INTERNATIONAL BUSINESS)
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火5/Tue 5
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
小林 哲也
科目区分
/Course Group
大学院科目 講義科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
小林 哲也 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的?内容
/Course Objectives
グローバリゼーションの原動力の一つは、国境を越えて活動する多国籍企業である。現代企業は、財の生産や流通だけでなく、情報や金融の世界でも、グローバル化を進めている。生産?流通?広告?金融など諸分野での新しい技術?ビジネスモデルの登場により、国際分業が再編成されてきている。

AIやロボットなどの登場により、技術と人間との関係も、新たな段階を迎えている。ITプラットフォームを独占するGAFAMなどの企業により、経済的な独占が高まっている。ここからY.N.ハラリのように、データを独占するエリート+AIによる、新しいカースト社会を予言するものもいる。

現在では、米中摩擦、新型コロナウィルス禍の世界的な広がり、さらにはウクライナ侵攻など世界経済は、大混乱を来している。もはやグローバリゼーションを通じた経済的厚生の拡大を牧歌的にうたうことは難しいほどである。国際分業の再編成にともなって、GVCとも呼ばれる国際的な供給網が成長してきたが、米中摩擦やコロナ禍における供給網の分断を受けて、アメリカや日本に生産拠点を回帰させる動きが見られる。GVCによる効率性よりも、安全保障や生産の安定性が優先されるような事態も予想されうる。

本講義では、企業の国際化に伴う諸問題を包括的に議論し、グローバリゼーションを理解するための理論的枠組みを提供することを目的とする。前期で主として理論?歴史を取り扱い、後期で産業や企業に関するケーススタディを行うので、通年受講が望ましい。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
基本は対面で行うが、新型コロナ感染症の状況等により遠隔授業となることもあり得る。その場合には、zoomでのライブ配信となる。ミーティングIDなどの情報は、Portallにて発表する。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
【予習】新聞?雑誌記事に日常的に眼を配るようにする。60分必要。
【復習】配付資料について、各自整理?理解するようにする。60分必要。
【課題】オンライン形式の講義の場合、毎回小課題が課せられる。講義資料の精読や、関連資料の調査など、積極的な学習が必要となる。60分必要。

講義内容や課題に関するフィードバック(解説?講評など)については、次回講義の冒頭で行う。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
世界経済-大いなる収斂--- ITがもたらす新次元のグローバリゼーション
著者
/Author name
リチャード?ボールドウィン
出版社/URL
/Publisher
日本経済新聞出版社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
プラットフォームの経済学
著者
/Author name
アンドリュー?マカフィー&エリック?ブリニョルフソン
出版社/URL
/Publisher
日経BP
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
ホモ?デウス
著者
/Author name
Y.N.ハラリ
出版社/URL
/Publisher
河出書房新社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業参加(小レポート、コメントなど)30%、期末試験70%
備考
/Notes
関連科目
/Related Subjects
到達目標
/Learning Goal
経営学についての修士レベルの知識を修得し,経営に関連する諸問題を分析できるようにする.

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 グローバリゼーション---可能性と問題点 世界経済の現状と本講義の目標を解説する。グローバリゼーションは、多国籍企業による世界的な産業の再編成のプロセスでもある。 グローバリゼーションは、進歩/破壊のどちらをもたらしているのか。
2 現代経済における多国籍企業 企業が国境を越えるのはなぜか。代表的な企業の行う海外直接投資について、議論する。 OECD「多国籍企業行動指針」にはどんなことが述べられているか、調べておこう。
3 巨大企業と「豊かな社会」 産業革命を経て、大企業が産業のプラットフォームと形作るようになってきた。この産業社会にどんな問題点があるのか、考察する。 S.ヴェブレン『有閑階級の理論』など、資本主義の過剰な消費を批判する議論について、考えてみよう。
4 コーポレートガバナンス 企業組織における意思決定はどのように行われているのか。日本や他国のガバナンスは、どう異なっているのか、問題点を探る。 「日独対アングロサクソン」という副題を持つ本がある。その著者について調べてみよう。
5 フォードシステム 大量生産大量消費のシステムは、フォードによって形成されてきた。 チャップリン『モダンタイムス』などは、人間が機械に使われる側面を風刺したもの。「モダーン」は進歩ではないのか?
6 日本的生産システム フォードシステムをカイゼンしたものがトヨタ生産方式。その原理を考えてみる。 トヨタ生産方式が、コンビニに生かされている意味など、考えてみよう。
7 情報技術革命と企業組織 ICT革命とは何か。どんなインパクトがあったのか。企業組織、生産技術、ビジネスモデルなどへの影響を考える。 「情報の取引費用」という考え方を調べておこう。
8 新しいビジネスモデルとアーキテクチュア 企業組織が、垂直統合的なものから水平分業的なものに変わるとは、どういうことか。ビジネスモデルとは何か。 「アーキテクチュア」とはどういう概念か。調べておこう。設計思想で通じますか。
9 ハイテク産業と経営戦略 いわゆるハイテク産業は、研究開発の最先端を取り入れたもの?どんな特徴があるのか。 湯之上隆『日本半導体敗戦』を読んで、「敗戦」とはどういう意味か考えてみよう。
10 国際的な産業の再編成とGVC(Global Value Chain) 中国を代表とする新興国の工業化が、近年の国際分業のパターンを決定的にかえた。どのような特徴をもった分業なのか、詳細に分析。 参考文献のボールドウィンのいう「アンバンドリング」について考えてみよう。
11 イノベーションの経営戦略 イノベーションは、単なる技術革新ではなく、発明を市場と結びつけるプロセスが重要。特許、パクリ、成長などについて考える。 C.クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」は、どんな問題を扱っているのか。
12 暴走する資本主義 今回の主題は、民主党政権下の労働省長官であった、ロバート?ライシュの本のタイトルから取っている。リーマンショックのような金融の暴走、SDGs、ESGなどの要請など、資本主義の直面している課題を考え ロバート?ライシュの本のタイトルの変遷を調べてみよう(英語原題が必要)。
13 春学期まとめ 春学期論点整理1
14 春学期まとめ 春学期論点整理2
15 世界経済の現段階 前期での理論的視点を整理しながら、世界経済の現状を概観する。